幼稚園は、同年齢の子どもや、年上、年下など異年齢の子どもが交流する場です。3歳から5歳の子どもは、『もっと大人になりたい、もっと色々しりたい、もっとやってみたい』といったような成長動機があります。林間幼稚園では、子どもが『楽しい・おもしろい』という気持ちをもち、自ら考えて主体的に行動することによって得られる達成感を育んで行きたいと考えています。

このような経験は、ただ単に楽しい!という気持ちで行う遊びとは異なります子どもたちが主体的に行って得た経験は、発達体験(=見方によっては、取るに足りない小さな出来事ではあるけれど、 子ども自身にとっては、その体験の前と後では自分自身が変化したことを感じることができるような重要なできごと)となり、幼稚園では集団生活のなかで、そのような経験ができることが大切です。

Pかん君

では、どうやってそのような経験をするの?

そういった経験を子供たちにたくさん与えるために、

POINTあそびのじかんと、みんなのじかん、生活を支える活動

を複合的に組み合わることによって、子どもが主体的に行動することができる、教育的活動の場を作っていきたいと考えています。

あそびのじかんは、子どもが自分で遊びを決めること、遊ぶ友だちを決めること、遊ぶ場所を決めること、自分の興味関心にそって自由に遊ぶことが大切です。

それだけは補えないと考えることについては、みんなのじかんを通して学ぶ機会を与えていきます。

みんなのじかんは、子どもたちが協力して取り組む場です。その際、保育者による指導や援助はありますが、決して知識、技術を押し付けるような一方的なものではありません。まずは、子どもが目的を理解し、楽しく行えること。そして、できるだけ子ども同士が考えて、解決できるように配慮しています。子どもだけでも解決できることは沢山ありますし、自分たちで乗り越えていくことが成長につながるのです。