園の一日

あそびのじかん・みんなのじかん・生活を支える時間ってなに?

園の一日

園生活は、あそびのじかん(自由あそび)、みんなのじかん(課題活動)、生活を支える活動の3層構造をとっています。
それぞれがバラバラの時間になるのではなく、つながりや連続性をもってこそ子どもの活動が広がり、保育が充実すると考えます。

<1日の大まかな流れ>

7:00~ 2号早朝預かり開始@Nursery
7:30~ 1号早朝預かり開始@Nursery
8:40~ あそびのじかん@ようちえん
10:00~ みんなのじかん@ようちえん
11:30~ 昼食@ようちえん
12:30~ あそびのじかん@ようちえん
13:20~ みんなのじかん@ようちえん
14:00~ 1号降園開始・長時間保育開始@Nursery
18:00~ 1号・2号長時間保育終了@Nursery

あそびのじかん

園庭やゴリラ山、室内、時にはナーサリーにいったりと自由にあそびます。あそびのじかんは自分からあそびを選ぶこと、友だちを誘うこと、あそぶ場所をきめることで子どもたちが主体的に活動できるように工夫しています。おにごっこ、ゴリラ山たんけん、パイプランド、ドッチボール、こま、あみもの、描画など園のあらゆる場所で子どもたちが遊んでいます。

みんなのじかん

みんなのじかんは、クラスのみんなで楽しみを共有したり、協力したり、活動を共有する時間です。みんなで歌を歌ったり、折り紙などの制作をしたりカリキュラムや子どもの興味・関心に基づいて活動を計画しています。あそびのじかんで展開した活動をみんなで経験したり、保育教諭と話し合って活動したりします。運動会や作品展・発表会などの活動も主としてこの時間に行います。

生活をささえる時間

人としての基本行動や生活習慣を養う時間です。おはよう、さようならの挨拶、ありがとう、ごめんなさいなどの言葉、人としての基本行動だけでなく、服を脱いだらきちんとたたむ、箸をつかう、靴を脱いだらそろえる、みんなで使ったあとはどうするのかなどの生活習慣も確認します。こういったことも、人とかかわる力につながると考えています。

異文化交流

5歳児・4歳児クラスは月1~2回程度、外国の方が遊びに来て交流します。この時間は英語を勉強する・習得する場ではなく、外国の文化に触れる時間。外国人の先生とゲームをして遊んだり、一緒に歌ったり踊ったりして色々な人や文化と触れ合う大切さを実感します。先生はとても楽しく毎回子どもたちは楽しみにしています。

うんどうあそび

4歳・5歳児を中心に、みんなのじかんを利用して行います。みんなで一緒に遊べば楽しさ倍増。担当は、幼稚園の男性教諭です。一緒に体を動かす楽しさを感じましょう。

子どもたちが”楽しい”活動

ご父母の方には、幼稚園は子どもが喜んで行ってくれさえすればよいとお考えの方もいるかと思います。確かに、子どもたちが幼稚園を楽しんで通うことが一番大切です。しかし、ただ単に楽しいということ以外にも必要なことがあると林間幼稚園は考えています。それは何かというと、子どもたちの発達に合わせて『楽しい!』と思える活動を行うことです。幼稚園は、同年齢の子どもや、年上、年下など異年齢の子どもが交流する場です。3歳から5歳の子どもは、『もっと大人になりたい、もっと色々しりたい、もっとやってみたい』といったような成長動機があります。林間幼稚園では、子どもが楽しむ気持ちをもち、自ら考えて主体的に行動することによって得られる達成感を育んで行きたいと考えています。このような経験は、ただ単に楽しい!という気持ちで行う遊びとは異なります。子どもたちが主体的に行って得た経験は、発達体験(=見方によっては、取るに足りない小さな出来事ではあるけれど、 子ども自身にとっては、その体験の前と後では自分自身が変化したことを感じることができるような重要なできごと)となり、幼稚園では集団生活のなかで、そのような経験ができることが大切です。

そして、そういった経験を子供たちにたくさん与えるために、あそびのじかんと、みんなのじかん、生活を支える活動を複合的に組み合わることによって、子どもが主体的に行動することができる、教育的活動の場を作っていきたいと考えています。従って、あそびのじかんだけは補えないと考えることについては、みんなのじかんを通して学ぶ機会を与えていきます。みんなのじかんは、子どもたちが協力して取り組む場です。その際、保育者による指導や援助はありますが、決して知識、技術を押し付けるような一方的なものではありません。まずは、子どもが目的を理解し、楽しく行えること。そして、できるだけ子ども同士が考えて、解決できるように配慮しています。子どもだけでも解決できることは沢山ありますし、自分たちで乗り越えていくことが成長につながるのです。