『子どもらしいね』
『子どもらしさ』って何でしょう。
子どもの捉え方は人それぞれ様々です。
子どもの才能は無限大、鉄は熱いうちに打てと言って子どもの能力を高める教育もあります。
英語や文字など小学校の先取りをする保育も多くみられます。
林間幼稚園は幼児教育の先駆者である倉橋惣三先生の言葉にあるような子どもが『子どもらしい』と思っています。
どろんこあそび、砂あそび、あそびはなんでも大好きで、
友だちがたくさんいて、虫や動物や花がすき、
ときどきけんかやちょっぴりいたずらをして、おかしいときには大笑い、
悲しい紙芝居や童話の時には涙ぐみ、しかられたりするとしゅんとなり、
ほめられると有頂天となってよろこぶ
へんじ あいさつ しつけのけじめだけはしっかりして 目はキラキラと輝いている
あそび・友だち・心・・・倉橋先生のこの言葉には、幼児期に大切なことが含まれ
ています。
私たちが考える幼児期に大切なこと『人とのかかわり』『相手の立場に立ったり、思いやること』『好きなことがあること』
幼稚園では、こういったことを体験的に獲得していくことが大切です。
本や授業で学ぶのではなく、身体を通して体験するのです。
身体を通して体験するために大切なことが、
環境(自然・物的環境・季節・人的環境)です。
子どもが環境(人的/物的)にかかわり、挑戦したり、感動したり、共感したり、発見したりして心を動かす。
これが心情・意欲・態度を育むことにつながると考えています。